上手に描けるかは別として、一歳頃になるとペンやクレヨンに興味を示し始めます。
線を描けるもの、と理解する二・三歳頃からは親が何かを書いていると描きたがったりしますね。
そんなお子さんに楽しく字や絵を描かせるためのポイントをまとめてみました。
この記事の目次
ボールペンではなく鉛筆を持たせる
キャップを外したり、一度ノックしただけですらすら書けるボールペンはとても便利ですし、お母さんもさっと出しやすいと思います。
ですが、小さいお子さんにボールペンを持たせるのはあまりおすすめできません。
子供にとってボールペンも鉛筆も、クレヨンだって同じ【描く】ものです。
なぜボールペンではいけないのか?
子供が小学校に上がると必ず鉛筆を使います、筆圧などを覚える為です。
今までは力を入れずとも描けていたのにこれだと描けない、見えない…そうなる前にまずは鉛筆で力を加える事を覚えさせる必要があります。
色鉛筆を使ってぐりぐりと濃い線や円を描けるようになったらクレヨンやペンを持たせてあげましょう。
大きな画用紙や段ボールを使う
小さなメモ帳にこちょこちょ書かせるより大きなものに書かせた方が子供は喜びますし、想像力が養われます。
お家に段ボールがあったら是非それを丸ごと貸してあげてください、中に入ったり外に絵を描いたり、自由に使ってくれます。
机に置いた紙に書くのも大事な事ですが、全身を使ってお絵かきをする事も必要だと思います。
初めはどうしていいか分からない、何を描けばいいのか分からないで戸惑ってしまう事もありますので、お子さんが書かない、遊ばないようならお母さんが窓を描いたり動物やキャラクターを描いてみましょう。
お母さんの真似をして描き始めると楽しくて夢中になる事が多いです。
絵具を使うなら怒らない
絵具やペンを持たせた時、一番心配なのは部屋や洋服を汚す事ではありませんか?
でもそれは大人の都合です。
子供は絵具やお絵かきが大好きなのに、汚さないで!触らないで!なんて怒られてばかりでは描くのが嫌になってしまいます。
絵具を使うと決めたら汚れてもいい服に着替えさせ、ゴミ袋用の大きなビニールを敷いたり、濡れたタオルを用意しておきましょう。
心配ならお風呂の用意もしておけばバケツを引っくり返さない限り心穏やかに見守れます。
子供の手に絵具を塗ってスタンプにするととても喜びます。
汚れがひどくなったらお風呂で流す、この時も流れていく色を教えたり、混ざって出来た色を教えてあげると子供はぐっと成長しますよ。
気になってもあまり聞き過ぎない
これは何?あれは何?お子さんがお絵かきを始めると聞きたくなりますが、しつこく聞いたり誘導するのは止めましょう。
子供が絵を描く→これは何?→子供が答える→そうなんだ、上手だね。これでいいんです。
でも色が違うよ?や、これにはこれがあるんだよ?と付け加えるのは絶対にNGです。
また、昨日は車と言ったのに今日はママなの?と言う事もありますが、気にせず褒めてあげましょう。
重要なのは何を描くか、ではなく何かを描く事です。
お母さんが隣で車や動物、キャラクターを描いて見せると子供も少しずつ真似たり、どうしたら描けるのか?を考えるようになります。
少しだけ気を付けて、お子さんと楽しいお絵かきの時間を過ごして下さい。