子供を産んではじめて聞く言葉って意外とありますよね。
私はその一つが乳腺炎でした。
乳腺炎とは乳腺の炎症のことを言い「乳房に発赤、はれ、発熱、痛みがでること・授乳機能に支障をきたすこと」が定義です。
軽い乳管閉塞で乳腺が腫れて痛い状態(うつ乳)から、乳腺の細菌感染が周りの組織に広がり乳房膿瘍の状態になったものまで、いろいろな段階があります。
乳腺炎の程度にもよりますが、乳腺炎は本当に辛いです。
今回は乳腺炎にならない為の予防法と、もし軽度の乳腺炎になった場合の対処法を体験談とともに説明していきます。
この記事の目次
乳腺炎になる原因
乳腺炎になるには色々な原因があるといわれています。
食生活、環境、疲労、間違った授乳方法、授乳感覚の急激な変化などです。
まず、間違った授乳方法に関しては助産師の方の指導を受けた方が良いでしょうし、疲労や環境に関しては周りの協力が必要です。
自分自身で簡単に気を付けることが出来るのは食生活じゃないでしょうか?
ここでは食生活に焦点をあてて説明していきます。
乳腺炎を予防する食べ物
気を付けなければいけない食べ物は高塩分、高脂肪の食べ物です。
ピザや肉類、生クリーム、揚げ物などです。
逆に母乳に良いとされている食べ物は野菜、海藻、小豆、大豆類、魚などです。
たまに揚げ物や甘い物も欲しくなるとは思いますが、続けて高カロリーな物を摂取するのは避け授乳中は積極的に母乳に良いものを食べるようにしましょう。
なぜ、このように説明するのかというと、実は私も軽度の乳腺炎になったことがあります。
その時の食生活は1週間の内に焼肉、ケーキ、ピザ、とんかつ…お祝いや外食が重なったこともあり、間違いなく乳腺炎になる食事をしていました。
子供を産んだ産院で、乳腺炎の説明は受けていましたし、気を付けなければいけない食べ物も聞いていましたが、まさか自分がなるとは思っていませんでしたので確実に油断していました。
最初に違和感に気付いたのは授乳の時でした。
なぜか、授乳をする度に乳首が痛くてたまりませんでした。
よく乳首を観察すると乳口に白いニキビの芯のような物が詰まっていました。
痛みの原因が分かった私は、その部分を強く吸ってもらえるような抱き方で授乳をしていると、ポロポロと詰まった物が取れてきました。
痛みは取れたけど念のために母乳外来も受診しました。
産後3か月という疲労のたまりやすい時期に、乱れた食生活も加わったのが乳腺炎の原因になったのだと思います。
私は軽度で済んだので本当に良かったのですが、二度とこのような痛い思いはしたくないと思い、それからは本当に食生活に気を使うようになりました。
もし私のように軽度の乳腺炎になった場合の対処法をお話します。
軽度の乳腺炎になった場合の対処法
もし、違和感に気付いたら母乳外来を受診するのがいいと思いますが、母乳外来もすぐに予約が取れない場合もあります。
そういった時に私のように自力で痛みを和らげることもできますので、気になる方は参考にしてみてください。
まずは、子供にできるだけおっぱいを吸ってもらうこと。
子供の吸う力は意外と強いですし、しっかりと吸ってもらうことで詰りが取れる場合もあります。
その際は詰まっている場所を吸ってもらえるように角度を変えたりして、いつもと違う抱き方で吸わせてみてください。
意識して水分を取る。
水分を取ることでたくさん母乳が分泌されますので、飲んで出す作業を繰り返してサラサラの母乳に戻していきましょう。
これは、あくまでも軽度の乳腺炎で私が効果のあった方法です。
乳腺炎は自己判断で済ませると怖い場合もありますので、母乳外来を受診するようにしましょう。
一番大切なのは、乳腺炎にならない生活を心がけることだとは思います。
心と体を適度に休ませながら育児を頑張りましょう。