乳児が突然高熱(40度近く)を出したら慌ててしまうかもしれませんが、突発性発疹と言う言葉を覚えておきましょう。
この記事では突発性発疹の症状や看病の仕方について書いています。
この記事の目次
突発性発疹の具体的な症状は?
突発性発疹とは生後六ヶ月~一歳前後までにかかる事が多い病気の一種です。
具体的な症状
- 高熱(40度近い)が出ているのに、鼻水がつまっていたり咳をしたりと言う所謂“風邪”の症状がなく、熱以外は普段と変わらない。
- 二・三日高熱が続いた後、平熱に戻る頃全身に細かい発疹が出てくる。
痒そうに見えますが、あまり痒さはないそうなのであまり心配しなくても大丈夫な病気です。
高熱で辛そうにしていたり、あまり食欲がない、下痢が続くようなら念の為病院に行きましょう。
平熱が高目なら39度台、平熱が低目なら38度台で一度かかりつけ医に相談しておいた方がいいです。
突発性発疹の看病の仕方
基本的には発疹が出るまでは熱があるだけです。
勿論だけ、と言っても高熱なのでいつもより元気がなかったり、だるさから機嫌が悪くなったりもします。
食欲があってそれなりに元気があるなら室内で様子を見ます。
高熱が出ると水分を奪われるので水分補給はこまめに行いましょう。
あまり厚着をさせず風通しのいい格好で熱を発散させると熱がこもらず、子供もいくらか楽になります。
高熱に慣れていない子供は何か口にした際、吐いてしまう事があります。
もし病院で突発性発疹と診断された後、高熱+吐くようであれば吐いた後は一切口に入れないようにして下さい。
吐いてから最低三十分は間を空け、一口だけお水や白湯を飲ませます。
吐かなかったらまた三十分空けて一口と様子を見ます。
吐いてしまうと子供は水分を欲しがって泣いてしまいますが、ぐっと堪えて下さい。
唇が乾燥している、泣き叫んで可哀想、我が子が必死に水分を摂りたがっている姿を見ると泣きたくなりますが、そこで欲しがるだけ飲ませてもまた吐いてしまいます。
冷静に様子を見る事も親の役割です。
熱が下がった後
発疹が出てくると、え、こんな所にも?と驚くかもしれませんが、全身に出ると思っておいてください。
軽度の場合もあれば重度の場合もあります。
予備知識がないなら子供が寝ている間に突発性発疹の画像を見ておくと、我が子に発疹が出ても冷静でいられますよ。
突発性発疹は痒さが殆どないそうなので掻き毟ったりすることもありません。
発疹が出るのは大体平熱近くなってからなので、子供は高熱から解放されていつもどおり元気いっぱいになっています。
但しまだ突発性発疹の最中ではあるので、いつもより少し機嫌が悪かったりすると思いますが親としては元気な泣き声を聞けて少し安心出来ます。
突発性発疹の時のお風呂について
熱が下がったらお風呂に入れてあげましょう。
新陳代謝のいい子供を熱のために数日入浴させられず、更に発疹が出ているといつお風呂にいれられるの?と心配になる方もいらっしゃるかと思います。
基本的には感染力の弱い発疹が大人に移る事はありませんが、長湯をさせてしまうとまだ本調子ではないので疲れてしまいます。
血行が良くなると発疹が益々赤くなるので、いつもより短めの入浴を心掛けましょう。
発疹の後は数日もすれば綺麗に治りますのでご安心を。
高熱の場合突発性発疹以外の病気の可能性もあるので、自己判断はせず症状などをよく観察して不安があったらすぐかかりつけ医に相談してくださいね。